今回はiPad用3DCGアプリ『Uniform – 3D Editor』の対称化について学んでいきましょう!
対称化の方法を知っておくと、正確な左右対称(前後、上下対称)モデルの制作に活用できます。
対称化をオンにし忘れていた時の解決策としての後から対称化についても解説しますので、是非この記事を参考にしてください。
『Uniform – 3D Editor』についての概要をまず知りたい方は以下の記事を見てみてください。非常に面白いiPad用アプリになっていますよ!
この記事で学ぶことは以下のことです。
・対称化の方法
・後から対称化する方法
それではどうぞ!
キャラクターを作成する場合、目、耳、腕、脚等々‥そのキャラクターの多くのパーツが左右対称になっていると思います。
対称化をオンにすることで、正確な対称を作ることが出来ますし、作業量も半分にすることができますので、積極的に使えるようになりましょう。
説明のためにハイポリのQuadSphereを生成し、スカルプトの準備として「Detail Size」を細かくしたものを適用させておきます。
スカルプトの準備については下記記事を参考にしてください。
それでは対称化を有効化していきます。
「Object」-「Symmetry」を選択します。すると、赤、緑、青の丸が表示されます。
これは赤色がX軸、緑色がY軸、青色がZ軸を意味していて、例として赤丸をタップすると「X軸に対称化」を有効化することができます。
それではこの状態で、「Deformer」-「Extra」-「Hook」を選択します。
右側を伸ばしていくと同時に、同じように左側も伸びていっているのが分かると思います。
これが対称化の効果になります。
(対称化をオフにする場合は先ほどと同じ動作で「Symmetry」から有効になっている丸をタップし無効にしてください。)
それでは「対称化するのを忘れていた」、もしくは「後から対称化したくなった」場合はどうするのかを説明します。
ここにX軸の右側にだけ棘が生えている物体があります。
「Layout」-「Symmetrize」を選択します。
この状態で、対称化を適用させたい方向に向かって(この例の場合は右から左)、ペンをドラッグすると後からでも対称化することができます。
これもX軸だけでなく、Y軸、Z軸にも適用できます。もし後から対称化したくなった場合でもこの方法を使えば問題ありませんので、安心して作業に取り組んでください。
この記事では『Uniform – 3D Editor』の対称化についてご紹介しました。
キャラクターモデリングの際は、かなり頻繁に使用することになると思いますので是非覚えておきましょう。
その他「Uniform」の操作方法や機能もたくさん紹介しているので、ぜひ確認してみてください!