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PC無しでどこでもスカルプト!作業場所を選ばないNomadSculptとは?

NomadSculpt 魅力

自分の好きな形をまるで粘土をこねるように作り上げていくことができる3DCGの「スカルプト」作業。

楽しい作業の反面「PC立ち上げるのも面倒だな・・・」「ちょっとした空き時間に手軽にスカルプトできたらなー」「旅行先の宿でスカルプト作業したいなー」と感じる方も多いと思います。

そんな方にスカルプト作業に特化したアプリ「NomadSculpt」(ノマドスカルプト)をご紹介します!

実際に私は自宅にいる時に、リビングで子供の様子を見ながらこの「NomadSculpt」を使用して、作業環境にとらわれずにスカルプト生活をエンジョイすることができています。

この記事はこんな人におすすめ

・隙間時間でスカルプト作業をしたい人

・手軽にスカルプト作業を行いたい人

・何か創作活動をしてみたい人

今回は「NomadSculpt」とはどういったアプリで、どんなことが出来るのかを説明していきます。

興味がわいた方は是非お試しください!

それではどうぞ!

そもそもスカルプト作業とは?

スカルプトとは彫刻していく作業を意味する言葉になります。

この記事で述べるスカルプトも同じ意味ですが、やっていくことは3DCGソフトを用いてデジタルアートとして好きな形を造る作業になります。

簡単に言うと、デジタル上で「粘土みたいなものをこねこね」して形を整えていき、CG作品を作る作業です。

スカルプトの例としては下の画像になります。

左は元となる粘土で、この粘土をこねくり回すことで右の生物を作りました!

このページの最後にNomadSculptで出来ることを簡単にまとめていますので、そちらでどのような工程を経ているのかも確認してみて下さい!

NomadSculptとは?

それでは早速、スカルプティングアプリの「NomadSculpt」について以下4つの点を説明していきます。

 ・Nomad Sculptの利用推奨環境

 ・Nomad Sculptの価格

 ・Nomad Sculptの最大のメリット

 ・Nomad Sculptのデメリット

NomadSculptの利用推奨環境

NomadSculptはスカルプト系のアプリになります。

ですのでスマホやタブレット等のタッチパネル下での利用により、ものすごく感覚的に操作することが可能(それこそ粘土を手でこねていくような感覚)になります。

手で操作することも可能ですが、細かい作業を行うのには、大きい画面でペンでの操作が適していますので、タブレット&タブレットペンがある環境がおすすめです!

私はiPad+Apple pencilを使用しています。動作もサクサクでとても快適です!

極端に古いスマホやタブレットでなければ動作しますので、初めはお手元のスマホにインストールしてみて使用感を試してみるのもいいと思います。(※Androidのみ無料の試用版があります)

Nomad Sculptの価格

Android版なら無料でインストールして試すことが出来ます。

しかし本格的に様々な機能を使用していくには課金が必要になってきます。

とは言っても買い切りの金額です。一度購入するだけでずっと使うことが出来るようになりますので、他のスカルプト系ソフトに比べると格段にお得と言えるでしょう!

Nomad Sculptの価格

Android版 3,280円(アプリ内課金有り:Quad Remesher 2,200円)

iOS版 3,000円(アプリ内課金有り:Quad Remesher 2,200円)

※有名スカルプトソフトZBrushは買い切り132,000円、年間サブスク51,000円

追加機能であるQuad Remesherは追加で2,200円かかりますが、初心者の方は使用しませんので必要になったら購入で問題ありません。(内容としては下の画像のように、自動で綺麗なトポロジーにしてくれる機能となります)

NomadSculptの最大のメリット

NomadSculptの最大のメリットはなんと言っても、「どこでもスカルプトが可能」という点でしょう!

スマホやタブレットさえあれば作業することができます。

例えば、「夜寝る前のベッドの中で」とか、「実家に帰って暇な時」とか「普段の作業部屋じゃなく気分転換にリビングで」とか、はたまた旅行先にiPadを持って行って、夜中に旅館のあの謎の空間で月を見ながらスカルプト作業をするなんて小粋なこともできちゃいます!

これが3,000円ぽっちのアプリで出来てしまうので驚きです。

(スカルプトソフトといえば上記でも挙げた有名なZBrushがあります。ですがかなり高価です・・・。)

また、近年3DCG業界を盛り上げているBlenderという無料CGソフトもあります。このBlenderというソフトも最高におすすめで、もちろんスカルプト作業も可能なのですが、こちらのソフトはモデリングからアニメーションまで幅広い作業ができるということもあり、それなりにハイスペックなパソコンが必要になります。

それに対してNomadSculptはスカルプトに特化したソフトで非常に軽いため、ハイポリなモデルでも重くならず動作がサクサクです。

金額が安く、さらに持ち運び可能なことが最大のメリットと言えるでしょう!

NomadSculptのデメリット

大きなデメリットはありませんが敢えてあげるとすると、スカルプト特化ソフトなので「スカルプト作業しかできない」ということです。

スカルプトは有機的なもの(生物などの曲線が多いもの)の造形に向いています。ですので無機物、例えば工業機械のようなハードサーフェスのモデリングにはNomadSculptは向いていません

また、リギングもできないのでアニメーションさせることはできません。

ただNomadSculptで作製したもののデータをBlenderなどのアニメーション可能な別ソフトに持っていくことができますので、そこでアニメーションをつければ問題ありません。

ハードサーフェスのモデリングやアニメーションはBlenderに任せて、このNomadSculptでは「スカルプト」を全力で楽しみましょう!

【初心者の方向け】NomadSculptで出来ることを簡単にまとめました!

ここからは実際にNomadSculptで出来ることを簡単に説明していきます!

例として下のようなデフォルメしたパンダを作る工程でご紹介します!

好きに形を作っていく

まずNomadSculptを起動すると、下のような球体がデフォルトで配置されています。

この球体を粘土をこねるように調整していき、画像のようにしました。

これがパンダの胴体になります。

形を整えるツールは沢山あり、下の画像のように膨張ツールを使用すると、一部分だけ膨らませることもできます。

ここでは膨張ツールを使って、手を作製しました。

NomadSculptでは基本的にこのように粘土をこねて、形を整えていく作業がメインになります!

オブジェクトの追加

さらにNomadSculptはこねて造形していくだけでなく、新たにオブジェクトを追加することもできます。

下の画像の赤枠が追加できる形状になります。

オブジェクトを追加し少し形を整えて、パンダの足、耳、顔、目、鼻を作製しました。

だいぶ出来上がってきましたね。初心者の方でも簡単にここまで作ることができますよ!

制作物に色を付け、映えを意識してライトを配置

NomadSculptは作ったモデルに色をつけることもできます。

下の画像にあるように、粗さやメタリックや不透明度などの調整もでき、モノの質感まで変える事ができます。

さらにモデルに直接色を塗ることもでき、パンダのほっぺたのピンク色のように、一部分だけ色を変えて塗ることもできます。

これでパンダ自体は完成ですが、周りにライトを配置しておしゃれにすることもできます!

下の画像のようにライトを追加してみます。

すると地面にライトの影響を受け、パンダの影もできました。

これでパンダの完成です!

いかがでしょうか?簡単な説明にはなりましたが、様々なことができるというのが伝わっていれば幸いです!

出来上がった制作物をSNSにアップして自慢しちゃおう!

作ったものを自分の好きなアングルで書き出し、InstagramやXなどのSNSに画像をアップしましょう!

初めはなかなか「いいね」がつかないですが、継続していると徐々に多くの人に見られるようになり、制作へのモチベーションも上がるはずです!

まとめ

ここまで紹介したようにNomadSculptには以下の特徴があります。

Nomad Sculptの特徴

・価格が安い(買い切りで3,000円程度)

・作業環境にとらわれない(iPadで使えるので持ち運びできる)

・サクサクな動作(ハイポリモデルでも重くならない)

気になった方はぜひ、使ってみて下さい!